雑誌掲載のアフレコレポート
今作のポイントはなんといっても主役、真野直隆。原作文庫をお読みの方にはあとがきでも書いたためおなじみの話でありますが、前作『不埒なモンタージュ』がCDになった際、直隆役の杉田さんが「この兄はちょっと二丁目でひどいめにあえばいい」と仰ったことから直隆主役の話が生まれたわけです。ある意味、あて書きと言っても過言ではないわけですが……じっさいに、CDになったキャラクターはさて、どうであったかというと、ある意味では原作よりコミカルな面がばーんと前面にでた感じで、収録中は爆笑に継ぐ爆笑の渦でした。
直隆の相手、真幸役の立花さんなどは、収録後に崎谷のところにいらっしゃって「今回ほんとおもしろいです」とわざわざ言いにいらしたほど。しかもコメントでおっしゃっていたことによると、内容に笑ってしまって、芝居が崩れないように気をつける羽目になったとか(笑)。
お忙しい声優さんたちのスケジュールを調整しての収録であったため、かなりバラバラの録りだったりもしたのですが、サンプル版音源を聴いた限りでは、そんな実情はまったく想像がつかないほどの掛け合いのおもしろさです。
とにかく、直隆のクソマジメがゆえにスットコドッコイな心情がおもしろおかしいこのCD、あらたな爆笑エロを生んでしまった……と作者も噛みしめる一枚です。
是非聴いて、大笑いしてくださいませ!
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