メルマガインタビュー完全版

メールマガジンで配信された”不埒な”キャストインタビューの完全版

自分が演じているキャラを色に例えると?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:真幸はレインボー。なんかいろんな面が見えるんで。
真野未直役/武内健さん
武内:ピンク。
立花:出た!(笑)
武内:言わずもがな、っていうことで(笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:灰色。……もう、埃だらけでしょう、この人(笑)
――確かに。(笑)
三宅:原作を読んで頂いてる方、CD聞いて頂いてる方には分かると思います(笑)
自分が演じているキャラを動物に例えると?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:動物!? 真幸なんだろう…。うわ、これ難しいな。いろんな面が見え過ぎるから難しいんだよね。
――確かに。一見気まぐれそう、だと猫とかそういう、”ネコ科系”な感じもしますし、「よく変わる」とかそういった面からだとカメレオンみたいな感じかもしれないですし…。いろいろありますもんね。
立花:あー。まぁでもそう考えると猫なのかな。そうですね。
――やっぱり、気まぐれじゃないですけど、そういうふうに見えちゃうところが? まぁ本人にはいろいろちょっとありますけどね。
立花:うん。「猫っぽい何か」。なんだろう、アビシニアン。アビシニアンは猫ですね(笑)
真野未直役/武内健さん
武内:まぁ未直は小動物ですよね。リス。言わずもがな。(一同笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:今、すごい悩んでます。どっちかな。見た目は大型犬だと思うんです。だけど中身は猫のような気がするんですよね。ちょっと大きめで普通の。
――トラ猫とかああいう?
三宅:トラ猫とか。フィギャー!とかケンカしてそうな。  フィギャー!ってやってるのだけど、どこかのおじいちゃんおばあちゃんの家にミルクかなんかをポン、と置かれると、なぜか決まった時間にそこに来て、ピチャピチャピ…って。  それで、おばあちゃんに「アンタまたケンカしてきて~。こんなとこ傷つくって~」みたいなことを言われてる感じの猫です(笑)
自分が演じているキャラを花に例えると?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:花か…。真幸なんだろうな。なんか、綺麗だけどちょっと毒を持ってたほうがいいと思うんですよね。
――ああ~!(一同納得)
立花:なので僕の中ではパッと浮かんできたのは「チョウセンアサガオ」っていう(一同爆笑)  見た目綺麗だけど、タネ飲むと幻覚作用で死ぬんで。  あれですよ、よくサスペンスとか推理小説とかでも使われるチョウセンアサガオって、元々麻酔の一部で使われてもいたし、でも間違えると幻覚が見えるっていう作用を持つんで。だから「キチガイナスビ」なんですよ。その実を食べると、キチガイのように狂ったようになるっていう話なんで。  だから、いいのかな? って思って。(笑)でもラッパみたいな、白い綺麗な花が咲くんです。
真野未直役/武内健さん
武内:カスミソウとかパンジーとかスイートピーとか、そのあたりですよね。スミレ、とか。
――ちょっとカワイイ系に(笑)
武内:まぁそのあたりの、じゃあ「スイートピー」で。理由は言わずもがな(笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:花!? 無縁ですね~。(笑)
――キャラクター自体も花っぽくないので、「草」とかでもいいです。(笑)
三宅:でも彼が花を選ぶとして、意外とガーベラとか。  知る人ぞ知る、「意外なの持ってくるんですね」みたいな。「いやこれが綺麗だからさ…」みたいな(笑)「いいと思ったからよ、気に入らねえなら捨てちまってくれよ」みたいな(一同笑)  名前が出たから「ガーベラ」です。(笑)
自分が演じているキャラを季節に例えると?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:季節…。
――季節です。
立花:ほんと未直は分かりやすくていいよ。悩む必要がない(笑)  真幸なんだろう。真幸は…どっちがいいかな。「冷夏」。 すげえ表面上楽しそうな夏なんだけど、すっげえ内側は寒い。
――なるほどなるほど! それは確かにピッタリですね。
真野未直役/武内健さん
武内:「春」ですね。言わずもがな(笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:こいつは…。「梅雨」。
――おお~その心は。
三宅:湿っぽいじゃないですか、この人。1巻を聞いたら、湿っぽいんですよ。カラッとしてそうで湿っぽいです(笑)
自分が演じているキャラをイベントに例えると?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:イベント!? (少し考えてから)大学の学園祭。完成されたものから完成されていないものまで、いろんなものがある。そしていろんなものが見えてくる。
真野未直役/武内健さん
武内:バレンタインでお願いします(笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:なんだろうイベント…イベント……(笑)  どこかの地域の物産展ですよね(一同笑)  突如現れて、都会の真ん中に北海道!都会の真ん中に沖縄! みたいな、そういう(笑)
――確かにそうですね。キャラクター的にちょっとそういう。
三宅:唐突感が否めない(笑)  「物産展」で。存在が唐突だから(笑)
自分が演じているキャラを音楽に例えると?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:キタコレー…(笑) 音楽…?
武内:真幸は難しいわ、複雑だから(笑)。よかった未直で…(一同爆笑)
立花:曲? なんだろう。なんていうあれなのか分からないけど、ああいうアフリカとかの曲? っていうのかな。
武内:アフリカンミュージックみたいな。
立花:うん。なんだろう、独特のリズム。まぁ基本リズムで構成されてはいると思うんですけど、リズムがやっぱり普通の曲とかと違って、そこの独特のものがあるんで。なんかやっぱり、彼自身もすごく独特な、自分のなかのルールだったり、いろんなものとかがあったりするんで。で、しかもそれが周りの人とちょっと違うっていうルールの中に生きてるんで。その中で、どっちかって言うとハイな感じの人格が表に出るっていうことを考えると、まぁアップテンポ系なああいうアフリカ民族舞踊じゃないけど、ああいうちょっとノリのいい感じのものなのかなぁと。か、ブラジルのサンバとかね。なんかそんな感じかなぁ。
真野未直役/武内健さん
武内:スイートピーが出たんで、「80年代アイドル」で(一同笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:この人は演歌ですよ。
――語るまでもなく、理由を言うまでもなくそのままですよね(笑)
三宅:そのままです。(笑)立ち蕎麦チェーン店に貼ってあるような、お歴々の…(笑)  まさにそんな感じです。
自分が演じているキャラを小説に例えると?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:オムニバス小説かな。いろんな小説が混じってる気がする。
――いろいろ複雑なところが、いろんな面が見えてるようなそんな感じなんですね。
武内:対照的だね。(笑)
真野未直役/武内健さん
武内:恋愛小説とか、そのあたりですよね(笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:なんか文学の匂いがしないですね。
――言っちゃいましたね本当ですけど!(笑)
三宅:逆に、小説ではないかもしれないですが、「サブカル」ですね。特に  実録に近い方です。ちょっと怖いことが書いてある雑誌(笑) 
自分が演じているキャラをにおいに例えると?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:真幸はなんだろうな。柑橘っぽい感じはするんだけどなー。  なんかそういうシトラスとか。さっぱりした感じの中に、なんか甘さが欲しいんだよなーとは思うんだけど。その表現が分からない。
――なるほど。柑橘っぽい中に甘さがある感じ。確かに一見爽やかそうに見えても、ちょっと内心ウェットなところがありますもんね。
立花:うん、そうなんですよね。
真野未直役/武内健さん
武内:甘ーい…。
――スイーツ系みたいな…?
武内:あぁ、スイーツいいですね。スイーツ!(一同笑)  スイーツちょっとかわいそうな気もするけどな…。まぁいいや、スイーツで(笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:この人は…「コンクリ」。
――あぁー。ちょっと不穏なほうを想像しちゃったんですけど、「コンクリ詰め」とか(笑)
三宅:いやそういうことじゃないですけど(笑)
――そうじゃなくて、なにか都会の乾いた感じとか? 
三宅:そう。心は湿っぽいんですけど、湿っぽい理由は乾いてるからです。 なんか無機物な雰囲気が少しあるんです、演じてて。石油くさいというか砂くさいというか。要は、「埃っぽい」。(一同笑)
――最初に繋がりますね!(笑)
三宅:灰色に。それにしましょう(笑)

杉田さんはご多忙のためにお時間が無く、答え頂けなかった質問がございますこと、何卒ご了承お願い致します。