雑誌インタビュー完全版

雑誌Dariaに掲載された”不埒な”キャストインタビューの完全版

今回の作品についてお願い致します。
真野直隆役/杉田智和さん
杉田:今回は、2枚組ボリュームもある作品です。この世界観を存分に楽しんで下さい。
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:今回スピンオフ作品で、直隆と真幸のほうの話になったんですが……いやー、面白い!(一同爆笑) これ小説としても面白いんですけど、声がつくとこうなるんだっていうのが、すごく「あぁ、声優さんってすげえな」と思いました(一同更なる笑)。
――笑いっぱなしでした確かに(笑)
真野未直役/武内 健さん
武内:前回の「不埒なモンタージュ」からもう一、二、三、四…五年(一同笑)
――いやいやそこまで間は! 三年振りです(笑)
立花:そりゃあ俺も事務所変わるわな(一同爆笑)
武内:まぁ、その当時から兄にはきっと素質があるんだろうな、ということは予感してましたんで。「やっぱりな!」っていう(笑)
立花:なるほどなるほど。
武内:…はい、きっと仲間になるだろうと(一同笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:率直な感想は「怖い…」。(一同首傾げ)まさか、杉田君の鶴の一声により、お兄ちゃん話が実現するとは!!!(一同爆笑)  前回で明義と未直は事実婚というかでしたが(一同笑)、CDに収録のオマケや配信用ミニドラマを聴いて頂ければ分かると思いますが、すっかり所帯じみております(笑)。  あと感慨深いのは、とうとうね、お兄ちゃんの直隆さんもこっちの世界に来てしまったことです。また仲間が増えたぞっという感じで(笑)。  本編自体は出番少なかったのですが、楽しくやらせて頂きました。
今回演じたキャラについてお願い致します。
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:真幸は情緒不安定というか、喜怒哀楽が激しいというか…なんかそのスイッチの切り変わりが結構激しいキャラクターでしたね。また(直隆との)出会いも衝撃的で(一同笑)
武内:あー(笑)
立花:もちろん原因が裏にあって、その上での不安定さって子なんですけど。そこが直隆とはまったく違うベクトルだったんで、すごく面白いキャラクターかと思います。
――ところで今回のHシーン、どんな心構えで演じられましたか?
立花:んーそうですね。とりあえず、直隆の出方で心が折れないようにしようって思ったんで(一同笑)。要はHシーンで直隆のモノローグが面白すぎるんですよ!(一同爆笑)。  そこで俺が崩れると大変なことになる、と思ってたんで(笑)。そこは崩れないようにキープしつつ、その中で真幸なりの盛り上がりだったり、彼のスイッチの切り変わりとかも入れたつもりではいますけどね。  いやまぁ、あれは直隆じゃなかったらきっとあんな面白いH…(とっても輝かしい優等生的笑顔で)あんな素晴らしいHにはならなかったと思います(一同爆笑)
真野未直役/武内 健さん
武内:そうですね、随所に兄を超えた未直が登場して(一同爆笑)、なんかこう、すごく「未直成長したな」っていうのが感じられました。前回はいつも泣いてたのにって。…まぁ家族の問題とか自分の性癖の問題とか色々あったんで、かなり不安定でぐずぐずでしたからね。 今回この作品で、すごく成長して、乗り越えて成長していったその姿が描かれていたんで、なんか感慨深いものがありました。
――子の成長を見守る親ですね(笑)
武内:(笑)そうですねー、もうね、未直君は本当ダメな子だったから…(一同爆笑)
――前回と今回と変えて演じた部分は?
武内:兄に対しての態度です。 前回は兄イコール怖い存在、みたいなところがあったんですけど、今回はそこら辺のことは払拭されて、本当に良い兄弟として描かれていたんで。あまり前回を引き摺らないように、意識しないようにと演ってました。
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:今回は直隆さんがお仕事で困ったことになってたら、いろいろ面倒みたりという世話焼きキャラでした(一同笑)  いつもの通り豪快に酒なんぞ酌み交わしつつ「最近どうよ」から始まり、恋愛話になり楽しくなっちゃって(一同笑)。  前回はどっちかって言うと、ちょっと荒っぽくてワイルド系な刑事さんでしたよね。だからちょっと刺々しい部分を強調してたのですけど。今回そこはまぁ、役もですが、メインキャストの中では最年長というのを意識して、気さくなアンチャン風になりましたね。  そこは柔らかくなったんだなって思って下さい(一同笑)。三十七歳にもなると大人になるんだなと(一同爆笑)
今回はキャラ分類がいろいろ出てきましたが、ご自分を分類するとしたら?
名執真幸役/立花慎之介さん
立花:自分のタイプかぁ…「猛禽」ではないなぁ。でも多分、確実に肉食だとは思うんですけど。
――食の好みがお肉とかの?
立花:いや、リアルの方はどっちかっていうと魚と野菜なんで(笑)  性格がアグレッシブかなって思うんで。でも肉食だけど…何だろうね、ライオンとかそっちではない気がするんだよね。多分ジャッカルとか、キツネとか、ハイエナとか、ハゲワシとか…(一同大爆笑)
武内:いやハゲワシは猛禽になっちゃうよ(一同笑)
立花:そうそうそう、そうだった!(笑)
――ややスキマ産業のようなキャラ?
立花:そうそう! 力よりも集団と頭脳で狩るっていう、そっち側の肉食な気がするんだよ(一同笑)
――では最後にアピールを!
立花:アピールかぁ。うん、狩られたい奴は前に出ろ!(一同大爆笑)
真野未直役/武内 健さん
武内:じゃあ、せっかくなんでツンデレを頂いておきます。
立花:何、ツンデレ?
武内:いや、多分違うと思うんですけど。
立花:言った傍から違うのかよ!(一同爆笑)
武内:何だろうなぁ、いや多分…。
立花:ヤンデレとかあるよ(笑)
武内:(笑)多分僕ね、今は草食になってる気がするんですよ。なんだろう、そこまでエネルギッシュに動けないというか。
立花:………歳?(一同爆笑)
武内:まぁ元々そういう人間なんですけど。最近は特に、楽なほうへ流れるというか(笑)
立花:長いものには巻かれーの(笑)
武内:うん。
立花:流れに沿いーの(一同笑)
武内:そう! もう川の中を流れていくだけ…(一同笑)。  まぁでも、好きな人に対しては若干ツンデレなところも、もしかしたらあるのかな、と。別にデレたりはしないんですけど。  普段、特になにかプレゼントをあげるとかは全くと言っていいほどないんですけど。いざというときには、何ていうのかな、ちゃんと…。
立花:頼りになる?
武内:うん。用心棒みたいな。用心棒じゃないですけど(一同笑)。  普段何かしなくても、誕生日やクリスマスに、何かしてあげたいなって思ったりもするんで。…まぁそれが普通かもしれないですけど(一同笑)。そういう意味ではツンデレなのかなと(笑)
三田村明義役/三宅健太さん
三宅:カテゴライズをしろと(笑)。……分類。イケイケとかですか…。うーん、僕はあれですね。「中学生」(一同笑)。世の中学生に失礼なんですけど。まぁカテゴライズは「十四歳」(一同笑)
――なんでまた(笑)
三宅:変わってないんですよ、その頃から(笑)。いろんな人に「健太は変わらないね」とか、「三宅は変わんねーな」とか、よく言われるんです(笑)  考えてみたら遡ってくと大体十三、十四くらいで今の自分が確立されてる気がします。 十四歳の僕、めんどくさいよ(一同大爆笑)。もう実年齢三十も超えて、中身はマイナス二十…。あっ、これいいですね。カテゴライズ。「マイナス二十」! マイナス二十の僕!(笑)。マイナス二十。十四歳。まだまだ思春期、三宅健太です。みたいな(一同笑)

杉田さんはご多忙のためにお時間が無く、答え頂けなかった質問がございますこと、何卒ご了承お願い致します。